製品詳細 PRODUCT DETAILS

G440
G440C

特長

  • 高強度(590N/mm2)をを保証するとともに、耐震性を高めた冷間プレスコラムです。

  • 平板部シャルピー吸収エネルギーは-40℃で47J以上を保証し、角部の0℃での靭性に配慮した冷間プレスコラムです。

  • 原板はTMCPで製造しております。

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製品紹介

化学成分単位:%

種類の記号 C Si Mn P S トータルN2) 炭素当量3) 溶接割れ
感受性組成3)
G440 0.12以下 0.55以下 1.60以下 0.030以下 0.008以下 0.005以下 0.44以下 0.22以下
G440C 0.020以下
  1. 備考
  2. 1)必要に応じて上記以外の合金元素を添加することができます。
  3. 2)AI等Nを固定する元素を添加し、フリーなNが0.005%以下であれば、トータルNは0.007%まで含有することができます。
  4. 3)受渡当事者間の協定によって、炭素当量の代わりに溶接割れ感受性組成を適用することができます。
    炭素当量:C+Mn/6+Si/24+Ni/40+Cr/5+Mo/4+V/14
    溶接割れ感受性組成:C+Si/30+Mn/20+Cu/20+Ni/60+Cr/20+Mo/15+V/10+5B

機械的性質(平板部)

種類の記号 厚さ(mm) 降伏点
又は耐力
(N/mm2)
引張強さ
(N/mm2)
降伏比
(%)
伸び シャルピー
吸収エネルギー
板厚(mm) 試験片 伸び(%) 試験温度 (J)
G440
G440C
19以上
50以下
440以上
540以下
590以上
740以下
80以下 19≦t≦32 JIS1A号 15以上 -40℃ 47以上
32<t≦40 16以上
20<t≦50 JIS4号 20以上
  • 備考
  • G440Cについては、上記以外に厚さ方向試験及び母材の超音波探傷試験も行います。

製造範囲

製造可能寸法表(mm)

厚さ

辺の長さ

16 19 22 25 28 32 36 40 45 50
400×400 事前にご相談ください
450×450
500×500 相談
550×550
600×600
650×650
700×700
750×750
800×800
850×850
900×900
950×950
1000×1000
  • 備考
  • 辺の長さが1000mmを超えるサイズについては、別途御相談ください。

設計

基準強度 F値

種類の記号 基準強度の種別 基準強度 F値(N/mm2)
G440
G440C
鋼材及び溶接部の許容応力度の基準強度 440
鋼材及び溶接部の材料強度の基準強度 440
  • 備考
  • 材料強度の基準強度は、上記の数値の1.05倍以下の数値とすることができます。

溶接施工

溶接条件(半自動溶接、自動溶接)

標準的な溶接条件で溶接施工を実施することにより、信頼性の高い溶接部を実現できます。

溶接姿勢 溶接法 溶接棒
(例)
溶接電流
(A)
溶接電圧
(V)
溶接速度
(㎝/min)
溶接入熱
(kJ/cm)
予熱
(°C)
パス間温度
(℃)
下向 ガスシールド
アーク溶接
MG-60 200~300 28~35 30~50 7~15 なし 150以下
MG-70 200~350 28~40 20~55 15~30 55 150以下
200~320 28~35 20~50 15~27 55 200以下
200~320 28~35 20~50 15~22 55 250以下
MG-80 200~320 28~35 15~50 15~38 55 200以下
200~320 28~35 15~50 15~30 55 250以下
横向 ガスシールド
アーク溶接
MG-60 200~300 28~35 30~50 7~15 なし 150以下
MG-70 200~320 28~35 20~50 9~20 55 250以下

その他

構造性能

試験体 載荷方向
(°)
結果
略号
寸法(mm)
径/板厚 幅厚比
ランク
溶接材料 曲げ能力 等価幅厚比
(1/α)
累積塑性
変形
倍率(ηA)
Mmin./Mp Mmax./Mp
S1
600×600×25
24 FB MG-70 0 1.24 1.27 0.67 12.4
S2
600×600×40
15 FA 0 1.39 1.41 1.87 58.0
S3
600×600×40
15 FA 45 1.39 1.38 1.91 26.3
  • Mp:全塑性モーメント、Mmin.:実験時負側最大モーメント、Mmax.:実験時正側最大モーメント
  • α:(σy/E)(B/t)2、ηA変位振幅方式

従来材(PBCP440)との比較

鋼種 製造法 化学成分(%) 溶接条件(本溶接)
C PCM 溶接ワイヤ MG-60
(一例)
溶接ワイヤ MG-70(一例)
G440
(開発材)
TMCP 0.12以下 0.22以下 予熱 :なし
溶接入熱 :7~15kJ/cm
パス間温度:150°C以下
予熱 :55°C
溶接入熱 :15~27kJ/cm
パス間温度:200°C以下
予熱 :55°C
溶接入熱 :15~30kJ/cm
パス間温度:150°C以下
PBCP440
(従来材)
特殊熱処理 0.18以下 0.28以下 予熱 :55℃
溶接入熱 :7~12kJ/cm
パス間温度:150°C以下
予熱 :55°C
溶接入熱 :15~27kJ/cm
パス間温度:200°C以下
G440
の特徴
TMCPで製造 溶接性向上 予熱条件緩和 パス間温度150°C以下での溶接条件追加

長方形の製造可能範囲については
別途御相談下さい
絞りコラムの製造可能範囲については
こちらをご参照下さい。

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