コンクリート充填鋼管(CFT)
G385相当、PBCP440相当を用いたCFT柱部材の構造実験により優れた性能を確認しています。
CFT柱部材の構造実験
載荷装置と試験体の一例
履歴性状の一例
試験体一覧
No. | 網管断面 | 網管網種 | D | T | D/t | M/QD | n | AS |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(mm) | (mm) | (N/mm3) | ||||||
1 | プレス コラム (角部外側の局率半径:板厚の3.5倍) |
550M/mm2級 (G385相当) |
600 | 19 | 31.0 | 5.0 | 0 | 30 |
2 | 600 | 31.0 | 60 | |||||
3 | 350 | 12* | 29.2 | 3.0 | 0.4 | |||
4 | 350 | 29.2 | 0.6 | |||||
5 | 450 | 37.5 | 2.3 | 0.4 | ||||
6 | 590M/mm2級 (PBCP440相当) |
400 | 25 | 16.0 | 5.5 | 0 | ||
7 | 450 | 19 | 23.7 | 49 | ||||
8 | 350 | 12* | 29.2 | 3.0 | 0.4 | |||
9 | 350 | 29.2 | 0.6 |
- * G385,PBCP440の規格は板厚19mm以上であり、12mmの試験体は本実験向けのみに対応したものである。
D:鋼管径, t:鋼管板厚, D/t:径厚比, M/QD:せん断スパン比, M:端部曲げモーメント, Q:せん断力, Fc:設計コンクリート強度
n:軸力比(=N/No), N:導入軸力, No=Assy+AcSb, As:鋼管部分分断面積, Ac:コンクリート部分分断面積, Sy:鋼管降伏点, Sb:コンクリート強度
実験結果まとめ
得られた実験結果と、従来鋼材を用いたCFT部材による過去の実験結果2),3)を比較
参考文
- 1.新都市ハウジング協会;コンクリート充填鋼管(CFT)造技術基準・同解説の運用及び計算例等,2005
- 2.今野,毛井,他;充填型鋼管コンクリート柱に関する研究その5,6,日本建築学会大会学術講演梗概集,pp.1621‐1624,1989.10.
- 3.森,甲斐,稲井,他;ハイブリッド構造に関する日米共同構造実験研究コンクリート充てん鋼管柱の曲げせん断性状その3,日本建築学会大会学術講演梗概集,pp.1027‐1030,pp.1033‐1034,1996.9.
- 4.国交省国土技術政策総合研究所,(独)建築研究所,新都市ハウジング協会,他;コンクリート充填鋼管(CFT)造技術基準・同解説